1976年に五輪が開催された地、カナダのモントリオールで行われる予定だったフィギュアスケート世界選手権が中止になりました。世界中で猛威をふるっている影響はやはり、ここにも出ましたね。
ネイサン・チェンは「正しいが残念」
世界選手権中止の報道には、フィギュアスケートファンの方々はもちろん、私も楽しみにしていましたのでとても残念です。平昌、ソチ五輪連覇の金メダリスト・羽生結弦(25)選手、ソチ五輪銀メダルの宇野昌磨(22)選手、世界選手権連覇のネイサン・チェン(20)選手。女子では、紀平梨花選手(17)VSロシア勢の激突も見所でした。各選手のコメントを抜粋すると以下の通りです。
「中止になってしまったことは残念ではありますが、感染拡大のリスクが少しでも減ったことに安堵する気持ちもあります。来シーズンに向け、練習していきます」(羽生選手)
「今回、このような形でシーズンが締めくくられてしまうことに残念な気持ちもございますが。明けない夜はないと信じ、これからもアスリートの本分を全うしたいと思います」(宇野選手)
「正しい判断だと思います。すごく準備してきたので、残念な気持ちはあります」(チェン選手)
「残念ですが、被害を拡大させないためには正しい選択だと思いました」(紀平選手)
「4回転半」歴史の目撃者に
今回の世界選手権がもし開催されたとしたら、最大の関心は羽生結弦選手の「4回転アクセル」だったと思います。前向きでジャンプに入り、4回転さらに半回転する。これはもう、夢のようなハイパフォーマンスでしょう!
先月の四大陸選手権で優勝した羽生選手は、この4回転アクセルを世界選手権で披露する計画だったといいます。ぜひ、見てみたかったですし、ご本人も挑戦する気持ちに高揚していたのではないでしょうか。歴史の目撃者になるチャンスはお預けとなりました。
宇野昌磨も新たな一面
また、宇野昌磨選手も2月のチャレンジカップで優勝して絶好調だったようです。トリノ五輪銀メダリストのランビエールコーチに師事し、新たな一面を見せているといいます。
やはり、世界選手権は観たかった! 今後を楽しみに待ちましょう。