悲しみのイケメン

ボロボロでも美しい…中村倫也「俺はただ、美味しい珈琲を入れたい、それだけです」

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 個性派俳優、中村倫也(34)氏主演の『珈琲いかがでしょう』(テレビ東京系)が秀逸です。こんな場面にも心を奪われました。片田舎でアイドルを夢見る可愛い子ちゃん。倫也氏の車に潜り込み、インスタで知り合ったというお姉さんを頼って東京にやってきました。が、そのお姉さんに騙され、ひどい目に遭いそうになります。

根っこがちゃんとしてないとダメなんだ

 そこへ現れました! 中村倫也氏演ずる青山一(はじめ)が助け出します。微笑みをたたえながらも「珈琲屋です」と、睨みをきかせる凄み。ウワー、かっこいい。

 一悶着の後、青山のコーヒーを飲んで「そっか、何もしなくても元から美味しいんだ、青山さんの珈琲」と感じ入る可愛い子ちゃん。怖さを思い知った彼女は、「東京ってさ、キラキラでフワフワでピカピカでチカチカで、ギタギタでペラペラでドロドロ。根っこがちゃんとしてないとダメなんだ。青山さんの珈琲みたいに」 キチンと根っこがしっかりしたら「また連れて来てくれる?」 青山は「ハイ、喜んで」 ああ、心に染み入りますなぁ。

苦味を知ったからこそ

 ただ、その悪者に見えたお姉さんにも、深い事情がありました。美術館、映画、本など、勉強に明け暮れた美術の学生。「頭の良い子はちゃんと知ってるんだよね。どんなに吸収した気になっても、うまいこと外に絞り出せなくちゃ何の意味もない。私はジャブジャブのスポンジ。それでもひたすら描きまくった。若さに任せて。だけど差は開くばかり」

 いつしか、妬みや嫉みでうらぶれてしまったお姉さんでしたが、倫也氏に触れ、ドロドロになってしまったものをはき出すように、涙しながら心をとかしていく彼女。

「僕は思うのですが、たとえ(お姉さんが痛感したと言う「選ばれし者」が持っている)アレを持っていなかったとしても、しがみついて続けられる人はそれに匹敵する何かを得ることができるのではないでしょうか。苦味を知ったからこそ」 深いです、グッときますね。

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